DJ BAKUインタビュー 震災でさらに加速する「邂逅」

この前初めて会った占いの人に「偶然に人と会うのが大事な人だから、外にどんどん出なさい」って言われて、「やってます、やってます」みたいな(笑)。

— DVDの『KAIKOO/邂逅』の制作が始まってから、今年で10年ということですが、この10年で本当にいろんな人との邂逅を続けてきて、今もなおその輪は広がり続けているということが、今日の話を聞いてよくわかりました。さらに10年経ったらどんなことになってるんだろうなんてことも考えてしまうのですが、今後の活動について、何か展望を持っていらっしゃいますか?

BAKU:今ひとつあるのが、DJのワークショップをやりたいなって思ってて。今の10代の子って年齢制限でクラブに行けないじゃないですか? 俺は16歳ぐらいからDJってどうやるのかを見てたんで、今の子たちが20歳過ぎないとDJに触れ合えないのはどうなのかなっていうのがあって。

— たしかにそうですね。

BAKU:例えばダンサーだったらダンス教室で習えたりするけど、DJとかラップとかビートボックスとかって、そういうのあんまりないですよね。このところ土曜日に遊びまくって、日曜日の昼が結構無駄になっちゃってるんで(笑)、そういうときにワークショップとかできたらなって。

— 今って機材は安くなってるから、ターンテーブルとミキサーを持ってる若い子は多いように思うんですけど、それを教える人はなかなかいなくて、教則DVDとか見て練習してるのかなって。

BAKU:今の若い人はスクラッチとかやんないですもんね。あれも結局、流行ってたし、仲間がいたからやって、みんな上手くなったんだと思うんですよね。

— 部屋で一人でやってても、なかなか面白味は味わえないですよね。

BAKU:大きい音でやるのが気持ち良かったりするのに、大きいとこでイベントをやるのってリスクが高いから、できないと思うんですよ。若いやつは金持ってないですし。

djbaku

— トラックメイキングにしても、DTMのソフトはあるから、若くして作るんだけど、でかいスピーカーで鳴らしたことがないっていう子が多いみたいですね。

BAKU:そうですよね。それに合わせて酒を飲むってこともできないし。まあ、若い子に飲酒はさせられないけど(笑)。

— そこは、U-15、U-18、U-23みたいに年齢でカテゴリーを設けるのがいいかもしれないですね(笑)。

BAKU:うん、ホントありっすよ。1週間に1回クラブで大きい音出すだけで違うと思うんだよなあ。そういうこともやっていきたいなって、最近思うようになりましたね。今一人今年のDMC(DJの世界大会)に出場するやつのプロデュースもしてるんですけど、最近はホントいろいろやってますね。

— ホント幅広いですよね(笑)。

BAKU:これちょっとオカルトみたいな話なんですけど、この前初めて会った占いの人に「あなたはいろんなことができるから、それをずっと続けろ」って言われたんですよ。しかも「あなたはゼロから作るんじゃなくて、あるものを組み合わせて作るのが上手だ」って言われて、当たってるからすごい気持ち悪くて(笑)。あと「偶然に人と会うのが大事な人だから、外にどんどん出なさい」って言われて、「やってます、やってます」みたいな(笑)。

— それ、すんごいですね。ちょっと怖いぐらい(笑)。

BAKU:10分1000円ぐらいの安い人だったんですけどね(笑)。あと、その人俺はアーティストじゃないって言ってました。もっと発明家に近いって。面白いこと言うなって思ったんですけど、結構ショックでしたね。「アーティストじゃない」って言われちゃうと(笑)。

— BAKUさんご本人としては、どんな肩書きが一番しっくりきますか?

BAKU:まあでも、DJはDJだと思うんですよ。全部自分の曲をかけたいとは思わなくて、人の曲と混ぜて、そのバランスが楽しいと思ってるんで、結局はDJかなって。まあ、発明家ではないかな(笑)。

— でも、「邂逅」っていうコンセプトは、ある種の発明だったと言えるかもしれませんよ。

BAKU:っていうことなんですかね……まあでも、これからもDJは続けていきたいですね。

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BRAND INFORMATION

DJ BAKU(でぃーじぇー ばく)

DJ BAKU(でぃーじぇー ばく)

1978年東京生まれ。DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト。16歳のころにDJのキャリアをスタートさせる。近年は、いとうせいこうや七尾旅人とのコラボレーション、渋谷慶一朗ややくしまるえつこ(相対性理論)の楽曲のリミックス、KYONO (ex. THE MAD CAPSULE MARKETS) とのユニットの結成、アニソンDJ、ブローステップやダブステップを取り入れたDJプレイなど、ジャンルを越境した活動をますます積極的に行っている。また、韓国、台湾、フランス、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドなどにも招聘され、海外のDJやラッパー、バンドらとも交流し国際的な活動も展開している。

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