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ファンタスティックな言語感覚を持つHARCOから学ぶ、言葉の膨らませ方

本人は「友達との会話で、たとえ話が多すぎちゃったくらいの気持ち」と言うが、それにしてはファンタスティックすぎる言語感覚。HARCOの実に5年ぶりとなるフルアルバム『ゴマサバと夕顔と空心菜』は、堀込泰行、杉瀬陽子、あがた森魚など豪華ゲスト陣もさることながら、そのタイトルからも感じられる通り、まるで言葉がひとりでに踊りだすようにメロディーを奏でる作品だ。制作ペースの落ちた時期も経て、再び量産体制に入ったHARCOにいま、どんな変化が起きているのか。5年のブランクについて、そして新作について、節々に個性的な表現を交えながら答えてくれた。

インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:矢島由佳子(2015/04/22)

もう言葉だけで旅をしているような、自由で伸び伸びしているというか。そういう詞が詰まった曲が生まれてくるまで、アルバムは出さないでじっくり作ろうと思ったんです。

— 5年ぶりのアルバムになりましたけど、その間もCMや映画の曲などを作ってましたよね。この5年は、HARCOさんにとってどういう期間だったんですか?

HARCO:2010年に『Lamp & Stool』というアルバムを出したんですけど、そのときはジャズとポップスがクロスオーバーした作品を作って、自分でも納得いくものができたんです。だから、その流れでもう1枚作ろうと思っていたんですよね。ちょうど自分の家にスタジオを作ったばかりだったし、そこでどんどん作ろうと。

— それがなぜ5年も空くことに?

HARCO:まず、その頃からGOING UNDER GROUNDのサポートを始めたので、急に忙しくなって。それが3年半くらい続いたんです。それと、2011年に震災があって、計画停電でしょっちゅう家の電気が止まり、なんかうまくスタートが切れない状態が続いて。そうこうしているうちに『らくごえいが』という映画のサントラを作らせてもらったり、堀下さゆりちゃんのアルバム『fotonote』のプロデュースをしたり、震災のチャリティーアルバム『南三陸ミシン工房のうた』を作ったり……。

— それで気づいたら5年も経っていたと。

HARCO:はい。その間には、詞も曲も全然書かなかった時期が半年ほどあったんです。そうすると、前作の流れでやろうと思っていたモチベーションもなくなってしまい、だったらいっそ全然違うものを作ろうと。

HARCO
HARCO

— 違うものというのは?

HARCO:気がついたらHARCOとして20年近くやってきているんですけど、そのなかで調子がいいときと、そうじゃないときと、波があって。僕のなかでは2004年から2006年に出したミニアルバム3部作が気に入っていて、リスナーの間でも、その頃の作品がいまだに好きだっていう人も多いんです。あえていうと、あのときが「旬」だったんだなって(笑)。その後ももちろん納得のいく作品は作れているんですけど、せっかく時間も空いたし、その頃の感じをもう1回やりたいなと思ったんです。焼き直しではなく、いまの自分がその頃の気概を持って、まったく新たなものを作るというやり方で。

— その頃の作品は、何が違っていたんですか?

HARCO:曲も大事なんですけど……言葉だったんですよね。もう言葉だけで旅をしているような、自由で伸び伸びしているというか。そういう詞が詰まった曲が書けていたんです。それで、そんな作品がどんどん生まれてくるまで、アルバムは出さないでじっくり作ろうと思ったんです。だから今回のアルバムは、わりと言葉の比重が強いと思います。

— それが最近になって、できるようになってきた?

HARCO:2013年あたりに焦りを感じ始めたんですよね。僕のスタッフは、あんまり締切を作ってくれないんですけど、僕は締切がほしいんです(笑)。だから、リスナーに締切を作ってもらおうと思って、毎月1回ずつワンマンライブを開いて、必ず新曲を2曲ずつ発表しますっていう縛りを作りました。それを4か月連続でやって、まず8曲ができたんですよね。今回のアルバムにはそのうちの2曲しか入ってないんですけど、そこで1回波に乗れました。

— 先にできた8曲よりも、その後に作った曲のほうがよかったということですか?

HARCO:そうですね。曲作り期間って、いままでのどのアルバムでも設けているんですけど、半年くらいかけて作っても、結局いちばん調子いい1か月とかがあるんです。今回はその期間に作った曲が多いですね。

HARCO

— 調子いいときは、ポンポン曲ができるタイプですか?

HARCO:曲は、集中すればどんどんできるので、スタッフからも「量産型」って言われます。1回作り始めると、詞も、曲も、アレンジも、全部作っちゃうんですよ。それは自分がいつ死ぬかわからないから(笑)。もし明日死んでも誰かが世の中に出してくれるように、ある程度作っておきたいんです。だから、初めて自分以外の第三者に聴かせる段階で、アレンジもだいたいできあがっていて。「託した!」っていう感じですね。

iPhone6Plus/6SPluケース「HARCO/ゴマサバと夕顔と空心菜」(ベージュ×グリーン)

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iPhone6ケース「HARCO/ゴマサバと夕顔と空心菜」(イエロー×カーキ)

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HARCO『ゴマサバと夕顔と空心菜』(CD)

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2015年4月22日(水)発売
価格:2,700円(税抜)
UVCA-3025
1. ゴマサバと夕顔と空心菜
2. カメラは嘘をつかない
3. 口笛は春の雨
4. つめたく冷して
5. TIP KHAO
6. 電話をかけたら
7. Snow on the Pasta
8. 星に耳を澄ませば
9. 南極大陸
10. I don't like
11. 閉店時間

イベント情報

『ゴマサバツアー 2015 春の関東編「春巻と雲呑」』
2015年5月17日(日)OPEN 18:00 / START 18:30
会場:神奈川県 鎌倉 moln
料金:予約3,000円(ドリンク別)

2015年5月23日(土)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:栃木県 那須塩原 TorittOcca
料金:前売3,500円 当日4,000円(共にドリンク別)

2015年5月24日(日)OPEN 15:00 / START 15:30
会場:千葉県 gris souris
料金:予約3,500円 当日3,800円(おみやげ菓子付き)

『ゴマサバと空心菜と雲呑と烏龍茶』
2015年6月5日(金)OPEN 18:30 / START 19:30
会場:大阪府 心斎橋 Music Club JANUS

2015年6月7日(日)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:愛知県 名古屋 TOKUZO

2015年6月13日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:東京都 吉祥寺 Star Pine's Cafe

料金:
各公演 前売 一般4,000円 小学生2,000円(共にドリンク別)
各公演 当日 一般4,500円 小学生2,500円(共にドリンク別)

BRAND INFORMATION

HARCO(はるこ)

HARCO(はるこ)

青木慶則のソロ変名ユニット。1997年よりHARCO(ハルコ)名義で活動を開始。シンガーソングライターでありながら、多くの楽器が演奏できるマルチプレイヤーでもある。CMの作曲、歌唱、ナレーションでも注目を集める。他ミュージシャンとのコラボレーション、映画のオリジナル・サウンドトラック、チャリティーアルバムの制作など多岐に渡って活動。近年はNHK Eテレの『Eテレ 0655『きょうの選択』』、テレビ東京系列『しまじろうのわお!』のオープニング曲の歌唱も担当し、幅広い年齢層に響く歌声を持ち味としている。

OTHER FEATURES