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Gentle Forest Jazz Bandインタビュー ふざけているのではない。指揮者が指揮をしない理由

ジャズの曲って、そんなたいしたこと言ってなかったりするんですよ。すごい軽やかに歌ってても、「あの花嫁はいま花婿とやりたくてウズウズしているだけだ」とか(笑)。

— アルバムには歌モノも3曲入ってますけど、作詞も久保田さんがされているんですよね?

久保田:はい。ジャズの曲って、英語で聴くとかっこいい感じなんですけど、そんなたいしたこと言ってなかったりするんですよ。すごい軽やかに歌ってても、「あの花嫁はいま花婿とやりたくてウズウズしているだけだ」みたいなことを言ってたりとか(笑)。

Gentle Forest Jazz Band

— そうなんですね(笑)。ジャズの歌モノといえば、みんなきれいでお洒落な歌詞なんだろうなと勝手にイメージしてました。

久保田:もちろん、そういう歌もありますけどね。でも、「母ちゃんに家から閉め出されて、全然ドアを開けてくれない」と嘆いている曲とか、イスに座って「あの頃はよかったなぁ」と思い出しているだけの曲とか、そういうのもめちゃくちゃ多いんです。今回のアルバムに入っている“Gentle Sisters Boogie”なんて、結局やりたいだけの女の歌なんです。その気持ちをダイレクトに言わず、<Chu Chu…>と隠して表現しているんですよ(笑)。

— “傘がなくて”は、すごくお洒落なラブソングですよね?

久保田:あれは、朝ぼーっとしてて、テレビでニュースをつけてたのに天気予報を聞き逃して、外に出ると雨が降ってきて傘がないっていうだけの歌ですね(笑)。

— えーっ! <ボリューム上げて 受け止めてあげればよかった>って、そういう意味だったんですね(笑)。

久保田:歌詞をきれいにするとラブソングっぽくなるんですよ。でも、内容としては、「ちゃんと天気予報を見ていればよかった」っていうだけなんです。

「やってみる?」って言ってもらったら、なんでもやればいいと思うんですよね。全部を極めるのは難しいことですけど、僕のほうから限定しようとは思わない。

— “パパフリフリ”は、ライブで久保田さんがハンドクラップと一緒に「パッパ~フリフリ~」と歌っているのが印象的でした。これも何か元ネタがあるんですか?

久保田:昔の黒人のミュージシャンって、手拍子するだけじゃなくて、(手を叩きながら)「パッパ」って口ずさんだりしているんですよ。

— ライブではお客さんも一緒に手を叩いて盛り上がってましたよね。

久保田:観てるだけでも楽しめて、みんなで一緒にやっても楽しめることって、結局エンターテイメントの基本だと思うんです。僕らのやってる音楽って、「ヴォードヴィル」というショー演劇なんですよ。歌もちょっと歌えて、楽器もちょっと演奏できて、タップも踏めるような、なんでもできる人が舞台に立っている。一人ひとりがちゃんとした芸人というか。もちろん楽器の演奏も大事ですけど、総合的に人を楽しませるミュージシャンであるということは意識してますね。

Gentle Forest Jazz Band

— 「エンターテイナー」ということですよね。そういう部分で、久保田さんが影響を受けた人はいるんですか?

久保田:いっぱいいますね。例えばディジー・ガレスピーは、日本ではプオッと頬を膨らませてトランペットを吹く人というイメージが強いですけど、ビバップという新しいジャズを広めた人で、そのときにファッションやダンスも一緒に考えて、「これがジャズの次のブームだ」ってドンと押し出したんです。まぁ、流行らなかったんですけど(笑)。でも、そうやって全部をパッケージで見せようっていう姿勢には影響を受けてますね。あとは、先ほど挙げたカウント・ベイシー、デューク・エリントン、それとコミックバンドを作ったスパイク・ジョーンズもそうだし、日本だとスマイリー小原とか、トニー谷とか。

— どんどん名前が出てきますね!

久保田:スマイリー小原は、日本で初めてビッグバンドで指揮して踊った人なんですよね。僕はそれを知らなかったんですけど、ジェントルをやり始めたときに「真似してるのか?」と言われて、調べたらすごく面白くて。なんか面白いことをやってやろうっていう人を見るのが好きですし、いまは当たり前になっている技を初めて考え出した人の本を読むのも好きですね。

— 久保田さんはジェントルもやり、在日ファンクもやり、ときには俳優や司会もやっていて、将来的にはどんな存在になることを思い描いているんですか?

久保田:「やってみる?」って言ってもらったら、なんでもやればいいと思うんですよね。僕はヴォードヴィリアン(ヴォードヴィルを演じる人)として、自分のできることはなんでもやるのがいいなと思っているんです。全部を極めるのは難しいことですけど、僕のほうから限定しようとは思わない。

— 実際、最近はCMにも起用されたりして、活躍の場も広がってますよね。

久保田:僕らのやってることは懐古主義ではないので、古いことを現代にハメたら面白いと思うことに共感してもらえるのはうれしいですね。これからもそうやって声をかけてもらえるなら、ありとあらゆるところにハマっていきたいです。

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Gentle Forest Jazz Band『スリリング・ザ・バンド』(CD)

Gentle Forest Jazz Band『スリリング・ザ・バンド』(CD)

2015年3月25日(水)発売
価格:2,592円(税込)
MR-024
1. Tuning
2. スリリング・ザ・バンド
3. いつも被ってる The ブルース
4. パパフリフリ
5. Like a “D”
6. Oh! Heat's On
7. だけど二人で
8. Gentle Sisters Boogie
9. 傘がなくて
10. あなたの立場
11. “情”Backstage

イベント情報

『Gentle Forest Jazz Band 10th Anniversary スリリング・ザ・スペシャル・パーティ』
2015年6月20日(土)
[1] OPEN 15:30 / START 16:30
[2] OPEN 19:00 / START 20:00
会場:東京都 青山CAY
出演:
Gentle Forest Jazz Band
w/ Come Back Vo 浜野謙太
ASA-CHANG
akiko
敷島a,k,a浦風親方(DJ)
料金:テーブル席 4,000円 / スタンディング 3,500円(ドリンク別)

BRAND INFORMATION

Gentle Forest Jazz Band(じぇんとる ふぉれすと じゃず ばんど)

Gentle Forest Jazz Band(じぇんとる ふぉれすと じゃず ばんど)

リーダー&トロンボーンのジェントル久保田が指揮する、総勢21人から成るビッグバンド。2005年結成。踊れるスウィングジャズに「今」の要素を盛り込み、ダンサーは勿論ロック好きから演歌ファンまでも虜にする新たなエンターテイメントを展開。どこか懐かしくも底抜けに楽しいスウィングを武器に、専門家や愛好家の物になってしまったジャズをもう一度キッズ達の手に取り戻すべく突き進んでいる。17人のオーケストラと3人組女性ヴォーカル「Gentle Forest Sisters」、人力の音圧と笑い溢れるステージは見る人の鼓動を打ち、ウキウキ心を燃え上がらせる!!

OTHER FEATURES